· 

赤ちゃんの向き癖とお手当て

「向き癖と頭の形が気になる」4ヶ月の赤ちゃん。
お手当てのご依頼をいただいて、2回お手当てをさせてもらいました。

うつ伏せになると向き癖のある方に傾いてしまう。
仰向けでも片側に向きやすい。
向き癖のある方と反対側の手を使うことが少ない。

1回目は「お手当て」「うつ伏せ遊び」や「手遊び」「ぽんぽんむぎゅう」を行いました。
頭の形が少しふわっと丸くなり、
まだ左右差はあるけれど、両方に頭を動かせるように。
そして、動きも活発になりました。

写真は2回目のお手当ての前(左)と後。
今回も「お手当て」「うつ伏せ遊び」「手遊び」「ぽんぽんむぎゅう」を。
お手当て後、頭の右側面が丸く変化しているのがわかります。
頭の動きは左右ほぼ同じくらいになり、
あまり使わなかった左側の手を発見、おもちゃを掴んで遊ぶのも上手になってきました。

頭の形は
完全な左右対称であることが大事なのでなく
左右の機能に差がない方が良いと私は思います。
手、腕、足や脚、口、口の中、目など、左右が同じように使えた方が
赤ちゃんたちはきっと動きやすい。
そして、体が動きやすいこともあるけれど、
世界はどちらか片方だけではなくて、左右両方にあるのだから、
一方だけでなく
両方を知れた方がきっと楽しいはず。

だから、向き癖はできるだけ、改善できるようにお手伝いしたいと思います。

和のお手当て(和の頭蓋仙骨療法)は
柔らかくて静かなお手当てですが、
その子にとって、必要な変化が必ず起こります。
それはすぐわかるような形で起こることもあれば
ゆっくりと時間をかけておこることもある。
それはどちらが正しいわけではなくて
その子それぞれのペースなのだと思います。
なので、お子さんの変化する力を信じて
お手当てをしたいと思うし
お母さんたちにもそれを信じて待ってほしいと思います。

赤ちゃんのお手当てでは
和のお手当て(和の頭蓋仙骨療法)と合わせて、
発達のサポートやおうちの環境や日々の遊び、抱っこの仕方、抱っこ紐の使い方のことなどもお話ししています。

 

※「和の頭蓋仙骨療法」についてはこちらに書いています。

※「ぽんぽんむぎゅう」は現在、私が勉強中の「シェルハブ・メソッド」の手法の一つです。赤ちゃんの「体の地図作り」を触れることでお手伝いします。地図が出来てくると、赤ちゃんは自分の体の在りようがわかってきて、それは自分の体を動かす、使うきっかけになります。